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2013年12月05日

【オペラ】市民オペラ「野の白鳥」



第30回記念スプリングコンサート
市民オペラ「野の白鳥」


アンデルセン原作の野の白鳥を、椙山知子脚本、矢野義明作曲、岡田隆弘演出、豊田市教育委員会自主研究グループ(音楽)主催で、多くの市内の小中高生と大人達がタッグを組んで上演します。
とき:2014年1月19日(日)14:00開演(13:30開場)
場所:豊田市民文化会館大ホール
料金:500円(自由席)
問合せ:豊田市民文化会館 0565-33-7111

収益はオイスカへの寄付に回されます。よって、この公演では出演者への花束・プレゼントは受け付けません。
お気持ちはロビーの募金箱で受け取ります。

  

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2013年12月05日

【音楽】第35回豊田市少年少女合唱団定期演奏会

昭和52年に誕生した豊田市の合唱団。
小学2年生から高校3年生までの120人が活動しています。
35回目の定期演奏会は、信長貴富氏に委嘱した記念作品を演奏します。


とき:12月22日(日)15:00(14:15開場)
場所:豊田市コンサートホール
料金:無料(要整理券。豊田市民文化会館にて配布中。)
問合せ:豊田市少年少女合唱団事務局 0565-31-8804



曲目
Ⅰ 外国の合唱曲
Ⅱ 同声合唱のための「一番星みつけた」
Ⅲ 想い出のイギリス演奏曲
Ⅳ 第35回記念委嘱作品
  

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2013年12月04日

【コラム】一度はまると癖になるかほり 古場ペンチ

演劇コラム
一度はまると癖になるかほり   
古場ペンチ

◆古場ペンチです。演劇が好きです。
 初めまして。僕、4年ほど前から豊田市を中心に演劇活動を続けております。福岡での学生時代に演劇を始め、以来、足を洗うことができずに十数年経ちました。恐らくこれからも足を洗うことはないのでしょう。つまり、足は臭くなる一方ですね。でも、いいんです。何故なら、僕は演劇が好きだから。今回は僕の大好きな演劇について書かせて頂きます。

◆美術館で演劇。面白くなってきた豊田演劇。
 豊田市美術館では今、『反重力展』が開催されているのをご存知ですか。12月24日まで行われていますが、去る10月12日、その反重力にちなんだ演劇公演が行われました。『前進する光。とどまる時間。』上演時間約30分の1回きり、舞台は美術館のホワイエという小ぢんまりとしたその演劇は、大変素晴らしいものでした。僕はこの公演で、豊田演劇がまた一歩面白くなった、そんな足音を聞くことができた気がします。

◆魅せる演出で作品に引き込む。
 《道路建設のために解体された家の跡地。そこに住んでいた姉妹によって語られる家と家族の物語。》この公演の良さを一言で表すならば、「演出が生きていた」ということです。作・演出は堂前奈緒子さん。作品作りの際、客観的な視点と美的センスの判断だけでなく、そこに方法論が存在していました。例えば、舞台セットが抽象的であることに意味を持たせてある。地面に家の間取り線、人がチョコンと座れる小さな箱が3つ、家に染み付いた匂いのようなものを縁取った写真が散らばっている…それだけの空間。俳優が間取りに忠実に動けばまだ家が存在しているように見え、間取りに関係なく動けば、かつてそこに家があった記憶の話をしているように見える。家の解体をキッカケに家を嫌っていた姉の気持ちが揺らぐ様子が描かれたとき、観客は「あぁ…本当に家は解体されて平らになったんだな」と実際に平らな舞台を見ながら妙に姉に共感し、グッとその世界に引き込まれる訳です。演出家が作品を魅せるための仕掛けを作り、それを理論的に構築する。当たり前のことではありますが、こと豊田演劇においてこれができる演出家は数少ないのが現状だと思います。

◆閉じていたものを開いて新たな繋がりへ。
 美術館のホワイエという開けた空間で公演を行ったことで、これまで演劇に関わることのなかった別のアートな人と繋がりが生まれれば嬉しいですね。座席数約30に対し観劇者は100人超えとのこと。「美術館に来たらなんか演劇やってた」という感じでうっかり覗いて、うっかり演劇にはまり、うっかり足が臭くなる人が増えればいいのになぁなんて思ってます。


古場ペンチ こば・ぺんち
役者・演出家。個人ユニット『Pinchi』にて活動中。福岡で学生時代から演劇をはじめ、来豊後も様々な舞台に出演。また、作・演出も手掛ける。  

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2013年12月03日

【コラム】30年間遊び続ける高校2年生 岩松あきら

映画コラム
30年間遊び続ける高校2年生   
岩松あきら

 ことの始まりは、高校2年生の夏。とてつもなくつまらない自主映画をつくりあげてしまったことがすべて。片思いのクラスメイトをヒロインに据え、その他のキャスト・スタッフを親友たちで固めました。編集機がないのでカット順に撮影し、移動撮影のために農家にリヤカーを借りる。アフレコができないからカメラの傍らでラジカセを抱えながら撮影する…。ヘタクソながらも、それはそれは楽しい映画づくりの日々でした。

 それから、27年後の夏。高2の時と同じように、この三河で、私は自分たちのつくりたい映画を必死でつくっていました。それが、三河映画第一弾の「幸福な結末」です。

 高2の時、クラスメイトに映画を褒められたいと思っていたように、日本全国、世界へ発信できるクオリティをめざしました。しかし、私たちにはお金がありません。もちろん、映画製作のプロもいません。周囲に協力を求めると、こんなことをよく言われたものです。

 お金はどれだけ出るの?
 劇場で公開される保証はあるの?
 協力すると、何かメリットはあるの?

 そんな時、私はいつもこう思ってました。潤沢な制作費があり、劇場で公開される保証があり、世界の映画祭で上映される保証がある。そんな映画がこの三河で製作されることが今まであったのかと。そして、これからもそんなことがあるのだろうかと。そんな企画がどこにあるんだと。

 みんな、ありもしない〝それ〟を待っている。〝誰か〟がやるのを待っている。仲間が見つからない。プロのつてがない。時間がない。お金がない…。そうやって、自分が行動を起こさなくていい理由を並べて、待ち続けている…。

 マハトマ・ガンジーの言葉で、私が好きな言葉があります。
―あなたがこの世界で見たいと願う変化にあなた自身がなりなさい―

 私たちは、「幸福な結末」で、この言葉を実行に移しました。全国オーディションを豊田で行い、総勢600人以上の役者さんと出会い、撮影は合宿体制。スタッフ・キャスト全員ボランティアで参加。完全自主製作体制でつくりあげました。

 それから3年後の今。私たちは「Ben-Joe」という三河映画で、再びガンジーの言葉を実行しています。相変わらず、お金もつてもありません。あるのは、「とてつもなく面白い映画が完成した」というビジョンです。

 私にとって、三河映画とは、このビジョンに向かって、再び高2の夏を過ごすことにほかなりません。つまり、誤解を恐れずに言うならば、三河映画は、ワクワクドキドキする時間を過ごすための「遊び」なのです。そして、私たちのこの「遊び」が誰かの役に立てたなら、こんなに幸せなことはない。そう思っているのです。


岩松あきら いわまつ・あきら
映画監督。高校時代より自主映画を撮り始め、これまでに国内外の様々な映画賞を受賞。2011年初の長編「幸福な結末」を三河映画として製作。  

Posted by <TAG>事務局 at 22:00Comments(0)コラム

2013年12月02日

【音楽】豊田ご当地アイドルStar☆Tが全国ご当地アイドルNo.1決定戦にノミネートされました

 豊田ご当地アイドルStar☆T(スタート)が、全国ご当地アイドルNo.1決定戦「U.M.U AWARD2013」ALL JAPAN SELECTION30(決勝進出候補全国30組)に選出されました。U.M.U AWARDはホリプロが主催する最大級のご当地アイドルコンテストです。

 現在、決勝に進む8組プラスアルファを決める審査が行われています。一般投票や動画再生数も審査の対象になります。

 豊田のみなさん、ぜひStar☆Tを応援、投票してください。

 投票はこちらから。
 投票は登録が必要なのでちょっと・・・という方は、YouTube動画を再生いただくだけでかまいません。こちらから、20番のStar☆Tのステージ動画をどうぞご覧下さい。
 投票、YouTube再生は、12月3日(火)までです。 
 どうぞよろしくお願いします。  

Posted by <TAG>事務局 at 10:50Comments(0)音楽12月

2013年12月01日

【コラム】短編映画企画「さゆみ企画」の心地よい軽さ <TAG>事務局

特集レポート
短編映画企画「さゆみ企画」の心地よい軽さ
<TAG>事務局

 映像制作のデジタル化が進み、誰でも手軽に映画が作れるようになって久しい。具体的に言えば、PCハードディスクの廉価化、映像編集ソフト普及等が始まったのは、2000年代当初なので、10年余りが経過している。さらに、その間も技術はどんどん進歩し、ハンディカメラでもハイビジョン撮影は当たり前、携帯電話カメラでの撮影でも、かなりの解像度の映像が撮れるようになっている。

 それなら、自主映画制作人口――いわゆるアマチュア映画制作者の数も順調に増えてきたかと言えば、実はそうでもない。2000年代当初には、映画コンペ応募数が増大し、日本各地で自主映画や短編映画を上映する映画祭が多く誕生したが、数年で応募数は頭打ちになり、有名な映画祭以外は淘汰されて姿を消した。事実、映画祭だけでなく、自主映画・短編映画の上映会も、名古屋でも決して多くない。

 その原因の分析は、スペースの都合でここではしないが、そんな中、豊田でふっと4本の短編映画が制作され、その上映会が開催される。「さゆみ企画」という怪しげな名のこの企画は、まさしく〝ふっと〟作り手が集まり、〝ふっと〟映画を作ってしまったという印象だ。

 ことの発端は、昨年度、豊田市駅前のヴィッツの地下にある豊田市民ギャラリーを活用した、演劇・映像・音楽の融合イベント〈TUG〉において(〈TUG〉は当誌を作っている〈TAG〉の発端でもある)、演劇参加した役者加東サユミの「何か面白いことをしたい」という発言に、地元で活動している映像制作者や演劇関係者がノったところから始まる。

 だが、ことは壮大なプロジェクトと化したわけではない。数名がサイゼリヤでお茶を飲みながら何回かの打ち合わせで企画を持ち寄り、シナリオを検討して、8月~9月に各作品1~2日で撮影をしてしまっただけである。

 この〝ふっと〟映画を作ってしまったという軽さには、実は、豊田において、ジャンルを超えた人材のネットワークができつつあるという下地がある。例えば、長年豊田の演劇界を牽引してきた石黒秀和氏は、もともとは映像シナリオを志した経緯があるが、実は今回が映像初監督作になる。堂前奈緒子氏も古場ペンチ氏も豊田演劇の若手のホープだが、映画の監督は初挑戦だ。ここでは、映画制作団体M.I.F.(ミフ)のメンバーのサポートがスムーズに入ったことも大きい。

 さらに、豊田市駅周辺の商店街での撮影もスムーズに行われ、上映会も商店街の中にあるお寺で行うなど、これらも、これまでの商店街との繋がりが下地にあるのは確かだ。

 昨今では珍しいとさえ言える自主映画・短編映画上映会が〝ふっと〟豊田で開催されることに、大いに期待したい。


さゆみ企画上映会「Toyota(豊田)Temple(お寺)Tanpen(短編)Theater(映画館)」の開催概要、上映作品は、こちらをご覧下さい。

 

  

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