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2016年11月30日

【映像】2016年さゆみ企画上映会開催(12/29)


2013年に結成し、とよたデカスプロジェクト採択事業でもある豊田市映画制作プロジェクト(さゆみ企画)の上映会が開催されます。
とよたデカスプロジェクト → http://decasu.jp/project/movieproject/

2016年さゆみ企画上映会
【日時】12月29日16:40開場 17:00開演
【会場】楽風(豊田市 喜多町 2-160 コスモスクエア敷地内)
【入場料】500円(1ドリンク付き)
【上映作】
タイトル「CHOKOJI ZERO」
豊田市の昔話にもある、長興寺の鐘を題材にした物語。

あらすじ
長興寺の鐘を狙う、謎の男が現れた。それを阻止する為に、主人公のウサとジュンが立ち上がる。長興寺の鐘を狙う男を阻止するようにボスから連絡が入る。しかし、鐘は既に無い。鐘の行方を追うウサとジュン、行く手を阻む謎の黒たち。長興寺の鐘はどこへ!
さゆみ企画初アクション映画!

監督:加藤康裕
プロフィール
元ジャパンアクションクラブでアクションを学び、多くのキャラクターショーに出演。映像は、映画に出たくて始めたアクション、しかし出演の話が無く、ならば自分で作ろうと思い始めた。2004年からは劇団ドラマスタジオで年1から2回の舞台に出演またはスタッフで携わってい る。

出演
宇佐美知代 川尻純平 水谷健 悠花 菊地弘泰 長谷川聖 前田眼子

アクション
舞刀ユニット暁 http://www.buto-akatsuki.com/

企画・制作:さゆみ企画
2013年結成 豊田市出身者のみで構成され、映像を通した地元とPRに取り組んでいる。  

Posted by <TAG>事務局 at 15:13Comments(0)映像12月

2016年11月29日

【音楽】「盛島貴男とアルコドの旅」〜塩の道をゆく〜(12/3豊田、12/4足助)



コンテンツニシマチ2Fの橋ノ下舎、足助の寿ゞ家にてライブ開催です!
橋ノ下舎フェイスブックページ → https://www.facebook.com/橋ノ下舎-1645971665720002/

 20世紀 戦前戦後と奄美、鹿児島近辺で樟脳売り(樟脳:楠の枝などを水蒸気蒸留して採取ささた結晶でできた鎮痛剤であり、防虫剤としても使われた)の道売りの共に演歌、俗唄、島唄など竪琴で弾き語る盲目の路傍芸人 故 里国隆 氏の継承者的 奄美竪琴の奏者 盛島貴男さんと我々アルコドで3日間、飯田、足助、挙母(豊田)と、塩の道を唄行脚します。

 盛島さんは、貴重な奄美竪琴の継承者と言う事もさることながら、単に人間としての人生観や価値観、生活すべてが面白くチャーミングなおいちゃんで、とても魅力的な人柄の方です。面白い話がたくさん聞けると思います。

 今年5月に開催された橋の下世界音楽祭でも味わい深い良いライブをしてくれました。

 是非ともこの機会に生の奄美竪琴と盛島さんの現代の黒声を聴きに来て下さい。。

12/2飯田、12/3挙母(豊田)、12/4足助の順に唄い歩きます。
各会場共演者もかなりの豪華メンバーです!

『盛島貴男とアルコドの旅』 〜塩の道をゆく〜
『挙母編』
【日時】12月3日(土)18:00開場/19:00開演
【会場】豊田 橋ノ下舎(豊田市西町2-8,コンテンツニシマチ2F)
【入場料】予約¥2,000 (+1d¥500) 当日¥2,500 (+1d¥500)
【出演】盛島貴男(奄美竪琴)、芳泉会、アルコド dj:A2C
FOOD:コレカラ商店
【予約/お問い合わせ】
mail予約/hashinoshitacenter@gmail.com
件名に、ライブの日付を記入(例:◯/◯ライブ予約)
本文に、 ①名前②人数③連絡先 を、必ず明記の上送信下さい。
電話予約/090-6572-3642
住所:-橋ノ下舎- Under the Bridge Culture Center

[その他の公演]
『飯田編』“タテタカコNewAlbum「業」リリースツアー長野・飯田編 〜ジュウニガツノゴウ〜”
【日時】12月2日(金)18:00開場/19:00開演
【会場】長野県飯田市・峯高寺(長野県飯田市松尾町4丁目6)
【入場料】予約¥3,000 当日¥3,500
【出演】タテタカコ、盛島貴男(奄美竪琴)、知久寿焼、アルコド
【予約/お問い合せ】
☆感物屋電話予約/090-9660-0055
☆各アーティスト予約
☆タテタカコチケット予約フォーム
お問い合わせ
感物屋/090-9660-0055

『足助編』“-寿ゞ屋 俗楽会-“
【日時】12月4日(日)14:00開場/15:00開演
【会場】足助 寿ゞ家(豊田市足助町本町十五番地)
※会場の寿ゞ家は昭和の元料亭です。迷路のような建物の見学ツアーも開催予定です。
【入場料】木戸銭:¥2,000 高校生以下:¥1,000 小学生以下:無料
【出演】 盛島貴男(奄美竪琴)、杵屋三千久・三千久恵、足助音頭(後藤久子・酒井恵美)、足助香嵐渓 市川一座ちんどん屋嵐、CazU-23、ALKDO、天然七代目(かじや)
DJ:仲出 清志漏
御食事:巴一座  

Posted by <TAG>事務局 at 18:24Comments(0)音楽12月

2016年11月26日

【音楽】豊田市民音楽祭2016開催(12/10・11)

豊田市民音楽祭

第6回豊田市民音楽祭を開催!市内在住・在勤の36バンドが、豊田の音楽シーンを盛り上げます♪ 参加バンドの情報は、FaceBookにてご確認ください。皆さまのご来場をお待ちしております。
フェイスブックページ → https://www.facebook.com/toyotashimin.ongakusai/

豊田市民音楽祭2016
【開催日】2016年12月10日(土)14:00開場 12月11日(日)9:30開場
【場所】豊田市市民文化会館 豊田市小坂町12-100 Tel:0565-33-7111
【運営協力費】500円 ★限定リストバンド付き(先着800名) お求めは文化会館、又は第一楽器まで
【主催】豊田市民音楽祭実行委員会
【お問い合わせ】第一楽器豊田店 Tel:0565-31-0403
【最新情報】FaceBook『豊田市民音楽祭』へアクセス  

Posted by <TAG>事務局 at 08:42Comments(0)音楽12月

2016年11月26日

【アート】限りないお茶の魅力Ⅲ 稲武のお茶『桶・渋・寒』(とよたデカスプロジェクト採択事業)開催(11/26)


市民主体で行われる様々なアートプロジェクトを支援するとよたデカスプロジェクト採択事業が開催されます。
とよたデカスプロジェクトサイト → http://decasu.jp/
とよたデカスプロジェクトフェイスブックページ → https://www.facebook.com/decasu/
<TAG>通信[映像版]ゲスト亀田恵子 → http://tagjim.boo-log.com/e387558.html

お茶の限りない魅力を様々な形で紹介。味わうだけではなく、飾る、作るなどの観るお茶も展示。
豊田市美術館敷地内にある普段は開放されていない又日亭を会場とし、古き良きものが忘れられつつある「昔のお茶」をテーマに、稲武素材を組み込みながら、新たなお茶の楽しみ方を知ってもらう。

イベント内では、ワークショップ「木地を茶で色付け育てる」も開催されます。(材料費が別途必要となります。)
ワークショップには当日でも参加していただけますので、ぜひご参加ください!

限りないお茶の魅力Ⅲ 稲武のお茶『桶・渋・寒』
【日時】11月26日(土) 10:00~15:00
【場所】 又日亭(豊田市美術館敷地内) ※駐車場は豊田市美術館の駐車場をご利用ください。
【参加費】500円
【問合せ】nakaneya.ochamiryoku@gmail.com
  

Posted by <TAG>事務局 at 06:19Comments(0)11月アート

2016年11月24日

【その他】カスタマイズとよた!シンポジウム「民がつくる都市空間のデザイン」開催(11/27)



あそべるとよたプロジェクトなども踏まえ、2016 年5 月より、「カスタマイズとよた!」市民ワークショップを計4回開催し、市民の皆さんと豊田市の都心について議論を重ねてきました。その経過を報告するとともに、豊田のまちなかを使いこなすためには、何が必要か皆さんと考るシンポジウムが開催されます。

カスタマイズとよた!シンポジウム 民がつくる都市空間のデザイン
【日時】11月27日(日)14:30~16:30
【会場】豊田産業文化センター小ホール
入場無料 先着200名
【問合せ・申込】豊田市都市整備課 0565-34-6622 toshiseibi@city.toyota.aichi.jp

  

Posted by <TAG>事務局 at 19:44Comments(0)11月アート

2016年11月24日

【コラム】劇団スカブラボー第5回本公演「天使に願いを」観劇レポート 清水雅人

 11月16・17日に豊田産業文化センター小ホールで開催された劇団スカブラボー第5回本公演「天使に願いを」を観劇してきた。
 以下まずは劇団スカブラボーを紹介する。
 劇団スカブラボーは東京を中心に活動する劇団だが、昨年まで開催されていた、とよた短編演劇バトル「T-1」にて、前身団体「空想科学少年ダッチ☆だんぺい」から数えて2年連続で優勝、昨年にも第3回公演を豊田で行っているとのこと。団員のどなたかが豊田市出身ということで(間違っていたらすみません)、結成以来豊田と縁が深い劇団だ。
 東京の下北沢界隈にて公演もしているとのことで、東京で活動する小劇団の舞台が豊田で観られるのは、実は珍しいことでもある。
 また、地元の劇団の公演は土日曜日公演が多い中(団員が仕事を持ちながらということもあると思うが)、今回の公演は平日夜公演という挑戦をされており、そのあたりも注目する点だった。
 筆者はT-1での舞台及び昨年の公演も見逃しており、この劇団の観劇ははじめてであった。

 まずは、公演全体についての所感から。
 筆者は2日目の11月17日(木)に行ったが、集客は苦戦しており、さびしい感じは否めなかった。笑いが起こるべきところでも、会場の密度が薄いゆえ起こらない雰囲気が終始した。これが、もう少し小さい箱で、お客さんも密集していたら、笑いや他のリアクションももっと起こっていたと想像するので、改めて場の重要さを感じ、今回はちょっともったいない気がした。
 セットもシンプルで、登場人物もそれほど多くなかったので、よりお客さんが密集する空間の方が、演者の熱気も伝わり、芝居自体の印象ももっと違ったのではないかと思う。ただ、豊田においては、芝居が常に上演できる小さい箱というのはないので、自らで作るしかないのだが。

 内容においても、会場の広さゆえか、本公演という構えゆえか、少しゆったりとした印象があった。兄天使が出てきてから少しずつ芝居がノッてきたのだが、逆にそれまでが長く感じた。全体としても、もっとテンポよく、全体尺も短くてよかったと思う。
 小さな漁村、気弱な主人公のもとに天使が現れ、人間と天使の恋、兄妹天使の母の秘密など複数の軸が交差しながらストーリーが進んでいくファンタジックな内容だが、構えが大きいためか、ストーリーの建てつけの雑さが見えてしまった感じがした。もう少し小さい空間で、テンポもよければ、多少雑くらいな方が勢いが出て気にならなかったと思うし、構えを大きくするなら、もう少し周到なストーリー構築、展開が欲しかったと思う。

 ただ、演者1人1人のスキルは高く、それぞれのキャラクターも演じ分けられていてすんなりと入ってきた。演技力、演出力の高さゆえだと思う。
 この公演が実力のすべてではないと思うので、これからも、豊田でも継続して公演しもらって、劇団の成長を見ていきたいと思う。

清水雅人
映像作家・プロデューサー。<TAG>発起人。映画製作団体M.I.F.元代表。映画製作の他にも、小坂本町一丁目映画祭運営、豊田ご当地アイドルStar☆Tプロデュ―スなどを手掛ける   

Posted by <TAG>事務局 at 19:31Comments(0)コラム

2016年11月23日

【コラム】<TAG>通信[映像版]第5回「まちづくりとデザイン、地方都市と情報発信/ゲスト西村新氏」要約と所感 清水雅人

1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズの第5弾、今回はデザイン、情報発信などをテーマに西村新氏に話を聞いた。
※すべてを要約できてはないので、よろしければどうぞ映像版をご覧ください。
<TAG>通信[映像版] → https://youtu.be/Z-Anu0P0yqQ

西村新氏経歴
 <TAG>通信[映像版]も今回で5回目となった。これまでの4回は、<TAG>が主に取り扱う、豊田の演劇、映像、音楽、アートを俯瞰的に話す試みをメインに据えたので、総論的な話も多かったが、今回からは、よりゲストの人となりをお聞きする、豊田で活躍している人、興味のある人にお話を聞くことに、より重点を置いていきたいと考えている。
 その最初は、デザイナーでこいけやクリエイト代表の西村新さんに来ていただいた。
 西村氏は、豊田市出身で、市内の高校卒業、県内の芸術大学を経て、デザインに関する仕事や関係ない仕事をしつつ、8~9年前よりネットフレンズ(「chaoo」などを発行する地元の広告代理店)にデザイナーとして勤務、2011年に独立し、こいけやクリエイトを設立された。
 独立には、東日本大震災もきっかけになったとのことで、2011年3月11日は仕事をしていたが、こういう時に、やはり家族のそばにいたい、それに仕事が遅くまでかかることも多いが、なるべく家族といる時間を多くしたいということで、自宅兼事務所にしたと語る。
 また、デザインを仕事としてやっていこうとした時に、東京や名古屋などに場を求めなかったのか聞くと、不思議とそういう気持ちは当時からなく、昔から地元が好きで、地元にいたいという気持ちが強かったとのこと。

 西村氏が学業を終えてデザインの仕事を地元でしていくのは、90年代中終盤頃だが、この頃より、フリーペーパーの出現や、インターネットの普及があり、地方ではそれまで新聞、広告、チラシくらいだった情報媒体がぐっと拡がり、デザインの需要が徐々に高まっていく頃だったと推測される。
 もう少し目を拡げれば、ケーブルテレビ局やコミュニティラジオなどの放送媒体も90年代より地域メディアとして出現してきており、媒体の種類は、全国を相手にする大手メディアと基本的には変わらなくなってきた時期でもある。
 改めて言えば、90年代から2000年代前半にかけて、情報発信のツールは、紙(新聞、雑誌、広告など)、放送、インターネットと、地方では、まずは環境として整ったという側面があると思われる。
 西村氏も、独立する時には、デザイナーでもある奥さんとともに、グラフィックデザインとWEBデザインでやっていけるかなと踏んでの独立だったとのことだった。

まちづくりとデザイン~本当の豊かさとは?~
 西村氏の手掛けるデザインや事業の特色として、農と食、自然など、統一的なテーマを感じる。それは独立時からのテーマだったのか聞くと、特に最初から狙っていたわけではないとのこと。独立のきっかけが、家族と一緒の時間を持ちたいということにも表れているが、「本当の豊かさとは何か?」という思いがあり、自分としては、ビジネスとしてより大きなお金を稼ぐということよりも、生活できる範囲で仕事をして、家族との時間を大切にしたいという生き方が、デザインや事業展開にも反映されているのではと語る。ただ、それらは最初に厳密に計画したわけではなく、今思えばそう思うとのことだった。

 西村氏は自然体で進んで来ただけだと語るが、このスタイルは、中山間地を持つ豊田が進むべき1つの方向性にとてもフィットしてきたと考えられるし、また、「本当の豊かさとは何か?」という問いは、普遍性を持った、時代の流れに寄り添ったものであると思う。
 従来デザインと言えば、ファッション、建築、出版物などのイメージだが、現在においては、まちづくりもデザインするという言い方がしっくりくるようになってきており、西村氏の活動には、デザインが進む先を感じさせるものがあるのではないか。

 西村氏は、デザインとは「よりよくするもの」だと語る。例えばチラシを作る場合、チラシを作ること自体が目的なのではなく、本来の目的を達成するためのツールとしてチラシがあるわけで、もっと言えば今では昔のようにチラシなどの紙媒体だけが情報発信のツールということはなく、インターネットやSNSなど様々なツールもあるので、目的を達成するためにそれらをどのように組み合わせていくかをコーディネートすることがデザインになってきていると語る。
 現在のデザインとは、地域の問題を発見し、抽出し、提示し、解決の方向を示すもの、という話も聞くが、西村氏が情報発信の最初のツールとして発刊し、4年が経つフリーペーパー「耕Life」などからでも感じられる、「豊かさとは何か?」「より豊かなくらしとは?」というテーマ設定と楽しさを追及する試みは、まさに現在のデザインのありかた、まちづくりとデザインを体現していると思う。
 豊田市として考えれば、中山間地域に関わる諸問題をどう解決していくかというのは大きなテーマであり、おいでんさんそんセンターはじめ様々な取り組みがなされているが、豊田のいなかを見える化する、魅力を伝えるということにおいて西村氏が担っている功績は大きいと考える。

地方都市と情報発信
 情報発信のコーディネートもデザインの内だと考えると西村氏は語った。地方都市における情報発信をどのようにするかというのは、実は<TAG>を立ち上げた目的の1つでもある。
 私たちは日ごろ多くの情報を主にテレビや新聞・雑誌などのマスコミ、それとインターネットから得ているが、そこには地域の情報はほとんどないに等しい。「これって実はおかしんじゃないか」と疑うことから始めるというのが<TAG>でもある。
 先ほど言ったように、紙や放送、インターネットなど地方都市にいても、情報発信のツールは揃っていて、受け取ることもできるわけだが、有機的に機能しているかと言えば、半分はイエスで半分はノーとなる。

 西村氏は、昨年より、とよたまちさとミライ塾の運営、情報発信も手掛けている。この事業は、市内のワークショップや講座を集約して情報発信する試みであり、注目度も高く、利用者も増えてきている。
 3年前の事業の初年度は、いち講座開催者としての参加だったが、2年目となる昨年度から豊田市観光協会より運営等請け負うことになった。
 ここでは、情報の集約やサイト・パンフレット等による発信だけでなく、それぞれのパートナー(講座開催者)に情報発信の仕方などをレクチャーする、横のつながりを促すために交流会をするなどの支援も行っている。そこには、まちさとミライ塾の全体のデザインの中で、必然的にやるべきことを必然的に手掛けていく、盛り上げていくという的確さ、筋道の正しさを感じる。

 また、西村氏は今年からとよたプロモ部という事業も立ち上げられた。これは、部員を募り、プロモーション(情報発信)に必要な各分野の専門家(写真、映像、文章など)を呼んで学び、スキルを上げていくという事業で、現在30人ほどの部員がいる。情報発信の重要性を感じ、耕Lifeやまちさとミライ塾を経て、プロモ部立ち上げに至ったとのこと。今年はプロモ部のメンバーに市民レポーターとしてまちさとミライ塾の講座の取材をしてもらったりもしているとのことだった。

 他に、西村氏は、とよたあそべるとよたプロジェクトのプロモーション、ロゴ作りやサイト作りにも携わっている。ここでは、全国のまちづくりに関係する様々な人たちと交流できたり、豊田を外から見る視点を得られることも大きいと語る。

最後に~情報発信に必要なもの~
 最後に、地方都市での情報発信を機能させるためには何が必要か聞いた。
 例えば耕Lifeは、現在1万5千部を配布している。ただ部数を出すということではなく、より質の高い読者、ちゃんと読んでくれる読者を少しずつ地道に増やしてこれたと思っている。
 また、インターネットでは、例えばあそべるとよたプロジェクトは、フェイスブックページのいいね!が1,300ほどあり、投稿によってはシェアされて1万くらい閲覧されている。
 SNSとひと括りで言っても、フェイスブックやツイッターなど種類によってもターゲットは違ってくるが、紙媒体でも、インタ―ネットでも、情報の届く先が1万を超えてくると、例えば企画募集にそれなりのリアクションが返ってくるなど、浸透している実感が出てくるとのこと。また、紙媒体ととインターネットの情報発信力を比べると、どちらが大きいということでもなく、同じくらいではないかとのことだった。コアな1,000(いいね!フォロワー)と情報が届いている10,000というのは、豊田市での情報発信の1つの目安なのかもしれない。

 そして、情報発信で必要なことは、コンテンツの質と継続性、さらに言えば、いろんな人を巻き込んでいくこと、繋がっていくこと、応援してくれる仲間を増やしていくことではないかと西村氏は語る。これは、「顔が見える」という地域コミュニティとしてのメリットを活かすというもっとも必然的な答えだと思う。

 筆者が若い頃、80年代に情報にこそ価値があるという言説が言われ始めた。それは今や自明のこととなり、情報のグローバル化は進み続けている。しかし、そんな中で、地域コミュニティでの情報発信のあり方を考えることは、もう一方でもっとも今日的なテーマにしなければならないと思う。地域社会をどう再生していくかという問題の中で、情報についての議論はまだこれからだと思うし、今回の1つのテーマだった「本当の豊かさ」の中には、情報の量ではなく質を考えることの必要性があると思う。

 西村氏にこれからの取り組みを聞くと、今年立ち上げたとよたプロモ部をさらに充実させていきたい、情報発信のプラットフォーム、ここにいけば情報が集約されているという場所(まずはネット上と考えている)を作っていきたいとのことだった。
 <TAG>とも重なる部分も大きく、今回の話は大変勉強になった。そして、引き続き連携も取っていかせらもうことを約束した。

ゲスト:西村新(にしむらしん) 
デザイナー、こいけやクリエイト代表取締役。豊田市出身・在住。印刷会社や広告代理店等でのデザインの仕事を経て、2011年独立、こいけやクリエイトを設立。以後、フリーペーパー「耕Life」発行、とよたまちさとミライ塾運営、とよたあそべるプロジェクトプロモーション、とよたプロモ部主宰など、デザインに限らないまちづくりに繋がる活動を続けている。
こいけやクリエイトサイトhttp://koikeya-create.com/
耕Lifeサイト http://www.kou-life.com/
とよたまちさとミライ塾サイト http://www.toyota-miraijuku.com/
とよたあそべるプロジェクトサイト http://asoberutoyota.com/
とよたプロモ部フェイスブックページ https://www.facebook.com/toyotapromobu/

  

Posted by <TAG>事務局 at 12:13Comments(0)コラム<TAG>通信映像版

2016年11月22日

【映画】星空の下で映画鑑賞☆彡-桜城址シネマ-(11/26)


秋から冬へと向かう季節。
紅葉やライトアップ、イルミネーションなどの幻想的な景色は、このまちに暮らす私たちの心をやわらかく包み、温めてくれます。
豊田市のまちなかにある桜城址公園。日々、いろいろな姿を見せてくれるこの場所で、澄んだ空気、夜空の下で素敵な映画を鑑賞しませんか。
当日は、移動カフェ「cafe bus non」さんに桜城址公園にお越しいただき、その場であたたかいおいしいコーヒーを販売いただきます。
ブランケットにくるまってあたたかい飲み物を片手にのんびりくつろぎながら映画を観て癒やされる。
あるいは、みんなで食べ物を持ち寄って夜のピクニック気分で映画を観る。
そんな素敵なひとときを皆さんと一緒に過ごせることを楽しみにしています♪

主催・運営の「みんなでつくるまちなか」は、豊田市役所の若手職員有志と市民の方が一緒になり活動している団体とのことです。
駅前のシネコンオープンを1年後に控え、映画のまちを目指す1つの試みになってくれるといいですね!
みんなでつくるまちなか → こちら

星空の下で映画鑑賞☆彡-桜城址シネマ-
【日時】11月26日(土)※雨天時は27日に開催  開場17:00~予定 上映18:00~予定(約2時間)
【場所】桜城址公園(豊田市 元城町1-51)
【上映映画】「ローマの休日」監督/ウィリアム・ワイラー 主演/オードリー・ヘップバーン グレゴリー・ペック
【参加費】 無料、出入り自由
【持ち物】快適に過ごしていただくため防寒具やイス、ピクニックシートをお持ちいただくことをおすすめします
【主催・運営】みんなでつくるまちなか

主催者サイト → http://minmachitoyota.wixsite.com/sakurajoucinema  

Posted by <TAG>事務局 at 19:59Comments(0)映像11月

2016年11月21日

【映画】「星めぐりの町」協賛金募集中&出演者オーディション募集開始



黒土三男監督作、豊田市を舞台にした映画「星めぐりの町」出演者オーディションが開催決定し、募集中です。
応募は「星めぐりの町」応援サイト → http://hoshimegurinomachi.jp/audition.html

出演者オーディション
【日時】12月18日(日)10:00~16:00
【会場】豊田市福祉センター(豊田市錦町1-1 豊田警察署西)
※すべての時間拘束するものではありません、お越しいただく時間は応募締切後ご連絡します。

募集する役
☆少年役
・10~15歳の男子(現在小学4年生~中学3年生)
・豊田市内又は愛知県内在住
・経験不問
※撮影は2017年3月~4月の予定です
配役決定後ただちにリハーサルに入ります
撮影スケジュールは学校等とも連携・相談して決定していきます
応募者多数の場合、オーディション前に書類選考させていただきます

☆その他出演者
・男女、年齢に関係なく、居酒屋の客、買い物客、町内の人などいろんないろんな役がありますのでお子さんから高齢者の方までどうぞご応募ください
・在住地要件もありません
・経験不問
※すべての時間拘束するものではありません、お越しいただく時間は応募締切後ご連絡します

応募締切12月13日まで  

Posted by <TAG>事務局 at 19:01Comments(0)映像募集

2016年11月18日

【アート】とよたデカス・プロジェクト「豊田のジャポニズム2016」開催(11/20)


豊田の様々なアートプロジェクトがつまった「とよた・デカスプロジェクト」の1つ「豊田のジャポニズム2016」が今週末開催されます。

市民の皆様から募集したモデルさんに、和風の婚礼衣装を着て頂き、 実際の結婚式に見立てたショーを行います。
衣装の内容としては、白無垢、色打掛は勿論、小原和紙で作られたドレスや「ザ・オリエンタル和装®」による着付けの技術のみで振袖をドレスに返信させた“振袖ドレス”を披露します。
そして、事前に豊田市で日本ならではの和装に似合う町並みや着物で挙母祭りを楽しんでいる様子などを撮影したショートムービーをお披露目します。
他にはネオ和風ポップバンドのCie Cie Cie(シィ シィ シィ)による琴とピアノのアンサンブルや、自由王照平さんによる、想いを言葉に言葉をアートに。
世界でたったひとつの作品、言霊アート披露!
挙母神社の神職の語り、去年好評だった思い出の着物で記念撮影をします。
そして受付やロビーには和風のウェルカムボードや華やかさの演出に小原和紙工芸品や生花を飾ります。
ご家族みんなで日本の和を楽しめるように豊田市の和菓子を味わえるコーナーを設け、どなたでも見て、食べて、参加して日本の文化、豊田の文化を味わう事が出来ます。

また、開演前にお饅頭とお茶のおもてなしがあります!(※入場料+500円になります)
お茶をいれてくださるのは、「限りないお茶の魅力Ⅲ 稲武のお茶『桶・渋・寒』」の中根めぐみさん。

豊田のジャポニズム2016
【日時】11月20日(日)入場・お饅頭のおもてなし10:30~  開場12:30~  開演13:00~( 終演16:00)
【会場】 豊田市能楽堂(豊田市西町1丁目200 参合館8階)
【入場料】500円
※着物を着てご来場の方は入場無料
※お饅頭のおもてなしは別途500円
【主催】ひでみちゴー
◇お問合せ・申込み
豊田市丸山町3-55-1 エスポアール TEL:0565-26-7712  Mail:hidemichiko1107@yahoo.co.jp
担当:勝上、田中、原田

とよたデカス・プロジェクトサイト → http://decasu.jp/event/japonism/
関連イベント
限りないお茶の魅力Ⅲ 稲武のお茶「桶・渋・寒」開催について
【日時】11月26日(土) 10:00~15:00
【場所】 又日亭(豊田市美術館敷地内)
【参加費】500円(※要予約)
◇問合せ・申込み
nakaneya.ochamiryoku@gmail.com  

Posted by <TAG>事務局 at 19:34Comments(0)11月アート