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2018年07月13日

【コラム】劇団ドラマスタジオ公演「煙が目にしみる」観劇レポート 田村優太

 6月23・24日に市民文化会館小ホールで開催された、劇団ドラマスタジオ第23回公演「煙が目にしみる」を観劇してきました。

 劇団ドラマスタジオは2000年に旗揚げされた、豊田市内でもっとも歴史のある劇団です。

 この作品は田舎の斎場を舞台にした火葬される二人の男とその家族にまつわるお話で、20年ほど前に堤泰之さんによって描かれた作品です。

 開演後、まず目を見張るのは斎場の窓ガラスに映る大きな桜の木です。正確にはわかりませんが、5,6m程の大きさで、幹も枝もしっかりと作られているように見えます。
 この桜の木を若干幻想的な照明でライトアップし、花びらをひらひらと散らせている画面がとても美しい絵となっておりました。

 話としては、火葬される二人の会話から始まるのですが、お二人とも小ボケを少々おりまぜて、見ていて非常に楽しかったです。
 ただ残念だったのは、この二人の役者の年齢が離れすぎているというところです(実際の年齢はわからないので、あくまで見た目がですが)。この二人、見た感じは30代前半と60代の男性なのですが、設定としては、30代の男性の方が、もっと年輩のようになってると思われる内容でした。この年齢差のせいで二人が言い争う所や、そのほか色々な部分で違和感を感じてしまい、上手く入り込めなかったです。
 二人は最後まで物語のキーとなる人物なので、そこらへんは拘って欲しかったと感じます。

 中盤からは、各家庭の問題が浮き上がって来て、テンポがよく話が進んでいきます。後半は二人と家族の別れを中心に描き、しっとりとした中、ちょっとしたお笑い要素があり、非常に楽しく見ながらも、涙腺が緩んでいく、不思議な感覚に陥っていきました。
 その分、家族の問題がひと段落してから終演まで(起承転結の結に当たる部分)が長く、後半の感動が冷めていく感じもありました。このあたりは戯曲による部分も多いかと思うのですが、もう少しテンポよく終わらせて欲しかったとも思いました。

田村優太プロフィール
とよた演劇アカデミー9期修了生。現在演劇アカデミー9期生を中心に結成された「劇団 栞ちゃんのしおり」の代表を務める。


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