› <TAG>Toyota Art Gene › 2016年06月24日

2016年06月24日

【コラム】やらなければならないこと 清水雅人

 この<TAG>の元となった<TUG>Toyota Underground Galleryが開催されたのは2012年度なので、もう丸3年が経った。<TUG>は、市からの依頼でとよた市民ギャラリー(VITSの地下)の有効活用事業として、豊田市内の演劇・映像・音楽・アートの人材がコラボして1年の内に3回イベントを開催した。2000年代中盤あたりから各自で活動を始めたそれらの人材が繋がり始めた時期でもあり、規模は決して大きくはなかったが(集客もささやかなものだった)、3回のイベントの内容はとても実験的で(実際それはラボと名付けられていた)、ある意味ぶっとんでいたと自負している。
 <TUG>自体は、「できれば3年はやりたいね」と言っていたにもかかわらず、市に梯子を外され(特に理由もなく予算カットされ)、あっけなく1年で終了となったが、その代わり、事業・イベントを行うのではなく、情報と人材のネットワークを作るという趣旨で、2013年<TAG>が生まれた。

 ここからはただただ反省になってしまうが、<TAG>ではまずブログを立ち上げて情報発信をしていき、やがて少しずつやることを拡げていこうという目論見だったが、忙しさにかまけて(ご当地アイドルStar☆Tを全国展開させる時期とも重なり)、現状維持のまま約2年が過ぎてしまった。
 
 だが、この2年の間、ずっと<TAG>は「やらねばならないこと」として頭の中にあり、常に様々な構想を練ってはいた。
そのコアにあるのは、情報の不均衡性をなんとかしたいとい思いだ。例えば、東京の下北沢の小劇場でやっている芝居については知っているのに、地元のホールでやっている芝居については誰も知らないという事実に疑問を持つこと。「文化の地産地消」とはプレゼン用によく使わせもらうフレーズだが、地産地消を目指すのは、もちろん文化に限ったことではない。もともとは食品流通から出た言葉だと思われるが、経済全体、政治、その他なんでも地産地消は目指さなければならない、難しいことになってしまっているのだ。そして、それらを象徴的に表しているのが情報の不均衡性であり、情報の不地産地消性なのだと思う。
 そして、情報は情報がゆえに、自明性を疑うことの困難さを伴う。
 
 <TAG>では、豊田という地域性の括りで、文化芸術を入口に面白そうなことの情報をまとめネットワーク化して発信していきたい。1次的な告知等情報はもちろんだが、レポートや批評、考察的な2次的情報も発信して事業にフィードバックすることによって継続的な循環を作っていきたい。そこで生まれる人の繋がりのネットワークを継続化していきたい。

 1次的2次的情報発信は、ブログやフェイスブックにて行っていく。加えてフェイスブックは各自がゆるやかに参加する情報と人材の交流の場にしたい。
 情報を届けるために、情報を集約してメールマガジンも配信する。ネットに不慣れな人のために紙による情報誌も発刊したい(公共施設、店舗等に設置する)。
 そしてこれからは、映像も配信していく予定だ。これは、テーマを設定して(豊田の演劇、映像、音楽、アート、その他なんでも)、ゲストを招いて、対談するものをメインとしたい。内容は、そのことには豊田においてどんな歴史があるのか、どんな人たちがどんな思いでやっているのか、これからどこに向かおうとしているのかなど、いうこれまで前に出てこなかった情報が含まれるはずだ。これは文章にするには膨大で、また話すニュアンスも重要だと考え、映像という形で発信したい。

 豊田という地方都市で、情報と人材のネットワークを継続する、文化の地産地消を進める。とてもシンプルで、誰もが考えていることだと思う。でも、誰もやってない。だからこれは、「やらなければならない」ことだと思っている。
 <TAG>のリニューアルが、その思いを具体的なものにする機会になるよう頑張っていきたい。

清水雅人
映像作家・プロデューサー。映画製作団体M.I.F.元代表。映画製作の他にも、小坂本町一丁目映画祭運営、豊田ご当地アイドルStar☆Tプロデュ―スなどを手掛ける。  

Posted by <TAG>事務局 at 19:14Comments(0)コラム

2016年06月24日

【映像】「選挙は18歳から!」選挙啓発動画に豊田ご当地アイドルStar☆Tが出演

 18歳以上が選挙権を持つ公職選挙法が施行、参議院選挙も公示されました。
 豊田市選挙管理員会が、豊田ご当地アイドルStar☆Tを起用して、選挙啓発動画を公開しています。若い世代に政治や選挙について、もっと関心をもってもらえるように、Star☆Tの18歳以上メンバー3名(20歳2名、21歳1名)が出演しています。
 動画は、Star☆Tを運営する豊田星プロが制作、アイドル曲&PV風の動画になってますので、どうぞ1回チェックしてみてください。


選挙啓発動画「選挙は18歳から」YouTubeへ → https://youtu.be/8wHKEbejMK4  

Posted by <TAG>事務局 at 16:57Comments(0)映像

2016年06月24日

【イベント】マイタウンおいでん豊田市内各所で開催中

 7月末の豊田おいでんまつりに向け、豊田市内全域で盛り上がろうと「マイタウンおいでん」が豊田市内各所で開催中です。
 WE LOVE とよたサポーターズの豊田ご当地アイドルStar☆Tとお笑い劇団笑劇派も各所に出演中です。
 あなたの近くで開催されるマイタウンおいでん、踊ってもよし踊らなくてもよし、ふらっとお立ち寄りください!

マイタウンおいでん2016年は6/18~7/17まで全14ヵ所!
詳しくは主催者サイトをご覧ください → http://www.oidenmaturi.com/mytown/

1. マイタウンほみにおいでん2016
6月18日(土)15:00~20:45
保見運動広場(保見ケ丘1丁目152)

2. おいでん上郷!2016
6月18日(土)16:30~21:00
上郷公園(上郷町5-1-1)
Star☆T出演

3. おいでん香恋の里 しもやま
6月25日(土)13:00~18:00
下山トレーニングセンター(大沼町舟橋35-1)
Star☆T出演

4. 踊ろ舞!おいでん小原
6月25日(土)13:00~16:00
小原交流館第2駐車場(永太郎町落681−1)
Star☆T出演

5. 足助地区おいでんまつり
7月2日(土)18:00~20:40
足助宮町駐車場(足助町宮平43)

6. IYOIYOおいでん
7月2日(土)17:00~21:00
豊田市駅前GAZA前広場(喜多町1-140)

7. おいでんまつり松平
7月2日(土)15:00~20:00
松平運動広場(大内町滝坂)

8. 猿投おいでん夏まつり
7月2日(土)16:50~20:30
豊田市運動公園芝生広場(高町東山4-97)

9. 稲武おいでんまつり2016
7月9日(土)18:00~20:30
稲武福祉センター 多目的広場(桑原町中村5)

10. ほ~い、おいでん・大林2016
7月9日(土)16:00~21:00
大林公園(大林町15-3)
Star☆T出演

11. まちなかおいでん with JA
7月16日(土)14:00~21:00
JAあいち豊田本店駐車場(西町4-5)

12. ふじおかおいでん夏まつり
7月16日(土)15:00~21:00
藤岡コミュニティ広場(藤岡飯野町仲ノ下1040-1)
Star☆T出演

13. 豊スタおいでん夏まつり2016
7月16日(土)12:00~19:00
豊田スタジアム(千石町7-2)

14. おいでんあさひ風鈴まつり
7月17日(日)12:00~18:00
小渡風鈴通り(小渡町)
Star☆T出演  

Posted by <TAG>事務局 at 16:29Comments(0)6月7月アート

2016年06月24日

【映画】三河映画第2弾「Ben-Joe」怒涛の撮影真っ只中です

 2010~11年に、豊田、岡崎、刈谷を中心に撮影を行った映画「幸福な結末」。続く第2弾映画「Ben-Joe」の撮影が現在進んでいる。
 制作は、監督は本ブログにコラムも寄稿してくれている岩松あきら氏を中心に集まった三河映画ザ・フィルムズコミューン。スタッフは愛知県内の学生から社会人までが集まり、キャストは全国から結集している。
 前作「幸福な結末」はロケ撮影地が50ヵ所以上に及ぶ作品だったが、本作は作品の2/3がとある施設内で進む。
 2016年3月~4月にて、施設外の様々なシーン撮影を先に終え、5月からは奥三河の津具地区の廃校を借り、セットを立てて撮影を進めている。
 7月いっぱいまで行われる撮影のリアルタイムなレポートがフェイスブックで見られるので、チェックしてみてください。

「Ben-Joe」フェイスブックページ → https://www.facebook.com/Benjoe.movie

映画「Ben-Joe」
監督:岩松あきら 脚本:清水雅人 制作:三河映画ザ・フィルムズコミューン
  

Posted by <TAG>事務局 at 16:10Comments(0)映像

2016年06月24日

【映画】豊田市在住黒土三男監督作「蝉しぐれ」上映会に700人超が来場

 映画 監督「オルゴール」(89年)や 「渋滞」(91年)、ドラマ脚本 「オレゴンから愛」(84年) 「とんぼ」(88年)「愛おしくて」(2016年)などを手掛けてきた黒土三男氏は現在豊田市に在住されています。
 去る2016年6月10日、黒土監督の代表作「蝉しぐれ」(市川染五郎・木村佳乃主演、日本アカデミー賞優秀作品賞)の上映会が豊田市コンサートホールにて行われました。
 この上映会は、来年の豊田市駅前でのシネコンオープニンをにらみ映画を活かしたまちづくりを推進する「映画を活かしたまちづくり実行委員会」主催によるシネフェスとして開催され、豊田市内外から会場がほぼいっぱいとなる700人超の来場者が集まり、映画の持つ力を感じました。
 当日は昨今でも映画館でも珍しいフィルムによる上映が行われ、監督はじめ出演者やカメラマンの舞台あいさつもありました。
 黒土監督は「素晴らしい自然が残る豊田でぜひ映画を作りたい」と語られ、会場は大きな拍手に包まれました。
  

Posted by <TAG>事務局 at 15:55Comments(0)映像