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2018年05月20日

【演劇】ハラプロジェクト公演『藪の中』(6/2・3)


昔々その昔
太陽の下で
月の下で
大地から生まれた芝居。
今再び現る。
橋の下「藪の中劇場」
・・・・・・無電力芝居。


ハラプロジェクト公演「藪の中」
構成・演出/原智彦 原作/芥川龍之介


【場所】豊田大橋の下 千石公園
 「橋の下世界音楽祭」キャンプサイト北端、矢作川ほとり
橋の下世界音楽祭 SOUL BEAT ASIA 2018
https://soulbeatasia.com/2018/

【日時】 2018年6月2日(土)・3日(日)
 太陽の下で16時頃〜  月の下で19時頃〜
 (天候等で変更有り。当日、ハラプロジェクトHPもしくはSNSでご確認ください)http://haraproject.com/
【見料】 タマシイの芝居にはタマシイ(投げ銭)でキャッチボール!

【出演】 木こり:尾﨑優人/旅法師:渡辺泉/放免:今藤敦雄/媼:渡辺満代/多襄丸:マユズミヨシズミ・江渡英雄/女:磯和真帆・進智恵子/夫:藤井朋子・磯和真帆

【音】 越前琵琶法師 安井旭道 + 風音・川音・虫の音

【見所】 時空を越え、中世の藪の中へひとっ飛び・・・
・・・藪の中で一人の男が死んでいる。
・・・一体ナニが起こったのか。
ダレも真実は知らない。
・・・一体ナニが?
登場人物は七名。
それぞれの証言もしくは告白はどれも真実なのか・・・
・・・ひとつの死に無数の真実が有るのか・・・今は昔、昔は今。
・・・無数の生と死が、無数の真実をはき出す、無数の。

無数の仮面に埋もれた私。
・・・アンソールの画「仮面の中の自画像」の様に。

「橋の下」でハラプロジェクトは常に新しい試みを続けてきた。
「草原歌舞伎」「お客様の懐中電灯芝居」一夜にして出現「幻の芝居小屋」「100人HAIKAI」など。
そして今回、生声で生音で太陽の下で月星の下で、地面にお尻を下ろし、今は昔、昔は今のひとときを味わおう。
太古より続く本当の「芝居」にぜひ立ち会っていただきたい。

今後共、私はこの橋の下で電力とは何か問い続けます。

原智彦  

Posted by <TAG>事務局 at 07:00Comments(0)演劇6月

2018年05月20日

【イベント】『第7回 橋の下世界音楽祭 SOUL BEAT ASIA 2018 』(6/1~3)


第7回 橋の下世界音楽祭〝SOUL BEAT ASIA 2018〟を開催致します!

【主 催】橋の下世界音楽祭 実行委員会
【開催日】2018年6月1日(金) 12:00〜、2日(土)/3日(日) 10:00〜
【会 場】豊田大橋の下 千石公園
【後 援】公益財団法人豊田市文化振興財団、豊田市商業連合協同組合、在日本大韓民国民団愛知県豊田支部、愛知沖縄県人会連合会
【詳 細】橋の下世界音楽祭 SOUL BEAT ASIA 2018 https://soulbeatasia.com/2018/   

Posted by <TAG>事務局 at 06:41Comments(0)演劇映像音楽6月アート

2018年05月17日

【コラム】とよた演劇協会 1年、これから(石黒秀和)

とよた演劇協会を設立して1年余りが過ぎた。協会の説明は設立と同時に立ち上げたとよた演劇協会のホームページ(https://toyota-engeki.jimdo.com)をご覧いただくとして、会費もとらない、誰でもいつでも入退会できるゆるい協会としては、煩わしい義務もない分、特に会員になることでのメリットなどもなく、それでも30名を超す方々がこの1年で登録してくれた。協会には一応数名の役員がいる。その役員を中心に、ホームページの運営や事業の企画などを行っている。昨年度は、劇カフェと称した演劇人の交流会やとよた演劇祭、野外群読劇、感動の玉手箱劇場などを、協会の主催、共催、主管事業として実施した。協会の事業としては先ずは交流会や勉強会を中心に運営していこうと思っていたのだが、感動の玉手箱劇場の運営におおよそ後半半年余りを費やしてしまったこともあり、正直肝心の交流会や勉強会がおざなりになってしまった感は歪めない。ホームページの運営も、役員が輪番でメンテナンスしているのだが、こちらも正直うまく回っていないのが現状であり、またそのあたりに役員の少なからぬ負担も生じている気がして、今後の課題だと認識している。ゆるくとも持続可能な組織運営と発展・・・そこへの挑戦がまだしばらくは続きそうである。いずれにせよ、この協会は、ちょっと演劇について悩んだり、誰かと話をしたくなった時、人と人をつなぐものでありたいと思っているので・・・とりあえず、近々「劇呑み」と称した飲み会を開催したいと思っています。会員の皆様もそうでない方もぜひご参加ください。

石黒秀和
富良野塾出身。作・演出家。
とよた市民アートプロジェクト推進協議会委員長。
とよた演劇協会会長。  

Posted by <TAG>事務局 at 18:00Comments(0)演劇コラム

2018年05月14日

<TAG>通信[映像版]公開収録


誰でも自由に観覧いただけます!無料です!途中からでもいいです!どうぞお越しください!

<TAG>通信[映像版]公開収録
【日時】5月17日(木)19:00~(概ね1時間半程度の予定)
【会場】TPAC(ティーパック)[とよた大衆芸術センター]
豊田市小坂本町4-7-18(旧・波満屋旅館)グーグルマップhttps://goo.gl/maps/B8gZE7HJNn22
※駐車場がありません。豊田市役所東西駐車場等ご利用ください。
【出演】ゲスト:本多勝幸氏(ホンダ薬局、一番街商店街)ホスト:石黒秀和、清水雅人
トークテーマ「商店街とアート、まちづくり(仮)」

<TAG>通信[映像版]とは
豊田及びその周辺地域の、演劇・映像・音楽・アート、その他面白そうなことについてテーマを設定し、<TAG>発起人の石黒秀和と清水雅人がホストになり、ゲストを迎えて議論します。ゲストから、テーマの事業のなりたちや経緯、関わっている方たちの想い、現状やこれからの期待と課題などについて話を伺います。
月1回のペースでアップしていく予定です。
公開収録としてどなたでも観覧いただけます。
観覧無料  

Posted by <TAG>事務局 at 18:56Comments(0)<TAG>通信映像版

2018年05月09日

【演劇】劇団いなほのかほり 番外公演『ブラッディ・マリー』(5/20)


劇団め組の本番当日、座長の思いつきで台本が追加された!
犠牲になるのは、でんさん(役者)だけのハズだったのに!?
次から次に起こるトラブルの数々。
芝居は無事に終わるの?
そして次なる犠牲者は?
舞台袖で巻き起こる、ハチャメチャコメディがここに開幕!!


作:柚子 演出:鈴原さち

【日時】 5月20日(日) 11:00~/14:30~/17:30~

【場所】
名古屋市青少年交流プラザ(ユースクエア)
地下鉄『名城公園』駅から徒歩5分

【参加協力金】 前売1,500円/当日1,600円

【出演】
鈴原さち、伊藤貴博、芳川るり、谷口伸一、北澤裕也、榊原 愛

【ご予約・問合せ】
劇団いなほのかほりTwitterのDM @inahonokaori0

または劇団いなほのかほりHP内の『問合せ』ページ
https://inahoinahonokaori.wixsite.com/inaho/blank-5

または g_inahonokaori@yahoo.co.jp


  

Posted by <TAG>事務局 at 23:59Comments(0)演劇5月

2018年05月09日

【演劇】⚡電光石火一発座 第十四回公演(5/12・13)


⚡電光石火一発座 第十四回公演 「ヒバカリ」

脚本:二和 進  演出:吉川 和典

ーーその蛇に、毒はなかった。
「だって、あいつがやったんでしょ?」
町の端っこのレンタルビデオ屋で、ある日盗難事件が起きた。
従業員は十二名。
でも、どうせ犯人は決まってる。
だって、あいつは。

事実と、噂と、妄想と。
何もかもが入り混じる中、
本当のことは、誰もわからないまま。
これはきっと、あなたのすぐそばにある物語。

【日時】
5/12(土) (完売)
5/13(日) 11:00~ / 14:30~ / 18:00~

【場所】
ナンジャーレ 〒453-0013 名古屋市中村区亀島2-26-5 キジビル4F
(1Fがローソン100のビルです。赤ちゃんがグローブをはめている大きな看板があります。その下に入り口の階段がありますので、そこを上がって2Fの下駄箱で靴を脱ぎ、4Fまでお越し下さい。)
※JR名古屋駅新幹線口より徒歩10分 / 名古屋市営地下鉄亀島駅より徒歩6分

【料金】
一般……前売 \2,000 当日\2,300
学生……前売 \1,800 (学生料金は予約のみの扱いです。学生さんでも予約がなければ当日料金とさせていただきます。)

※ご予約は下記のアドレスにアクセスし、ご入力をお願い致します。

https://www.quartet-online.net/ticket/denkou14

【CAST】
赤羽 洋平(you)
碓井 秀爾 (座☆NAGAKUTE)
菊池 綾 (テアトルアカデミー/劇団WonderParty)
久蓮石 映次(電光石火一発座)
後藤 晏吾(劇団Du)
田中 郁子(劇団ドラマスタジオ)
長尾 みゆき
林 優花(フリー)
樋口 琴巴
ぴょん(名古屋大学劇団新生)
藤島 えり子(room16)
横田 亜夜子(電光石火一発座)

《五十音順》  

Posted by <TAG>事務局 at 03:17Comments(0)演劇5月

2018年05月02日

【コラム】<TAG>通信第19回「ストーリーにおけるテーマとは(略)(ゲストどうまえなおこ氏)」要約と所感 清水雅人


1時間超の映像を見る時間を割くのが難しい方のために、<TAG>通信[映像版]の要約をお送りするシリーズ、今回は劇作家、演出家のどうまえなおこ氏に話を聞いた。
※すべてを要約できてはないので、よろしければどうぞ映像版をご覧ください。
<TAG>通信[映像版] → https://youtu.be/JzlsYSjigcA

どうまえなおこ氏経歴
 今回のゲストは豊田を中心に活動する劇作家、演出家のどうまえなおこ氏をお招きした。これまでのゲストと同じく経歴や活動歴もお聞きしたいが、どうまえさんは、ホストの2人とは昨年秋以降深い関わりがあったので(石黒氏とは豊田市民の誓い40周年記念感動の玉手箱劇場事業の作演出チームとして、清水とは豊田ご当地アイドルStar☆Tアルバム「メロウ」収録短編小説執筆、作詞として)、そのことも話したい。
 どうまえ氏は2010年とよた演劇アカデミーの3期生に参加。それ以前には、映画や本を読むのは好きだったが、特に演劇などに関わることはなかった。学生時代演劇部でもなかった。その頃ちょうど人生のひきこもり期で(笑)、「これはいかん、外に出なければ」と思っていた時に広報とよたで演劇アカデミー生募集記事を見て、受講料も1年間で1万円と安いし(笑)、ちょっとやってみようかと思って参加したとのこと。「それでアカデミーに入ってみたら、ハマっちゃったんですよね~(笑)」と語る。演劇アカデミーの修了公演の脚本をアカデミー生みんなで書いたのだが、最終的に3幕を書く3人の内の1人に採用されてうれしかったし楽しかったとのこと。石黒氏もその時からよく書けてた印象がある、台本としてもきちんとしてて経験者だとばかり思っていたとのこと。

 演劇アカデミーは1年で修了だが、その後、長久手文化の家の戯曲講座に採用されて参加したりとか、ちょうどT-1(とよた演劇バトル 複数劇団・グループが短編演劇を公演し、観客投票でグランプリを決めるイベント)が始まって、劇団SUN(演劇アカデミー3期生を母体とした劇団)として参加したり、美術館のミュージアムフェスタ内での「小さな演劇」を手掛けたり(4作品ほど)、とよた演劇祭参加作品など、短編が主だが作演出を行ってきた。
 石黒氏は、どうまえのホンはいい意味でわかりにくいというか、すべてをセリフにしないので、より演劇的なホンが書ける人だと思う、自分はつい全部書き込んでしまうテレビドラマの人なので(笑)と語る。だから演出も合わせてやると、より良さが発揮できるタイプだと思うとのこと。ただ短編が中心で長編をやってないので、ぜひそろそろ長編にも挑戦してほしいとも語った。

豊田市民の誓い40周年記念事業 感動の玉手箱劇場「虹かかる街」について
 当事業のいきさつを石黒氏に聞く。市より、感動の玉手箱(市民から募集した本当にあったちょっといい話集)を題材に演劇公演をやってもらえないかというオファーがあったのがはじまり。最初は朗読劇でもと考えていたが、ちょうどとよた演劇協会も立ち上がったところで、ホンが書ける人材も揃っていたので、どうまえ氏を含む演劇アカデミー修了生からの7人で分担して台本を書き、演出もすることにしたとのこと。
 当初は感動の玉手箱の中の題材からと考えていたが、現実問題として、脚色するにも当事者の許可がいる、再取材が必要などのハードルがあったため、一旦白紙に戻し、7人で豊田の魅力とは?から話し合って、ワークショップ形式で小箱(※ストーリー上の構成)まで一緒に作っていった。
 筆者の観劇の感想は、石黒氏が実際に書いているパートは少なく、全体を調整するプロデュースをされたと思うが、逆に石黒らしさが出てるな、と感じた。例えば石黒氏が1人で脚本を書く場合よりも、プロデュースがゆえにより石黒らしさが出たのではないかと。それはプロデュースだからこそ、テーマやコンセプト、フォーマットを7人に提示調整する中で、より色がわかりやすくなったのではないかと思う。
 石黒氏は、演劇アカデミーの修了公演も、アカデミー生が書いたものを監修する形でやっていて、今回も流れは同じだったかなと、そういう意味では、とよた演劇アカデミーの集大成的な感覚もあったと語る。それに、今回は、“いい話を”というクライアントからのオファーもあり、7人にもコンセプトとして、“いい話で”というのは言っていたので、まとまりやすかったし、それほどもめることもなかったとのこと。
 小箱の段階で18シーンになったため、そこから1人3シーン程度ずつ台本を書き、演出も自分の書いたパートを中心としつつ、7人で演出する形だったとのこと。どうまえ氏は、中でも中心的な食卓のシーンを分担した。全体のコンセプトとして、「寺内貫太郎一家」(テレビドラマ)的な、昭和の家族的な雰囲気を出したい、家族の食事のシーンを中心に据えたいと思い、そこをどうまえ氏が担当したとのこと。
 どうまえ氏は、今ちょうど、何を書いたらいいのか、どう書いたらいいのか、という壁にぶちあたっていると言うが、このホンは、7人で一緒に作っていく中で、みんなからいろいろアイディアももらったため、すんなりとあまり壁を感じずに書けたと語る。向田邦子さん(寺内貫太郎一家脚本)の脚本を図書館で読んだり、映像も見たりして参考にしたとのこと。

 9月頃からストーリー作り、脚本作りをはじめ、11月までにおおよその完成形が出来上がった。出演者は市民公募で行った。12月のオーディション時に20名程度が集まり、その後演劇アカデミー修了生や経験者、たまたま稽古を見に来てた人を引っ張り込んでなどで、40名ほどになった。稽古は12月中は本読み等、1月から週2日のペースで行った。当初の予定より公演時間が伸びたこともあり、稽古時間はとても少なかったが、なんとか上演に耐えうるものができたかなと思うとのこと。
 どうまえ氏も、本番がとってもよかったので、ホッとしていると語る。見た人もよかったと言ってくれて、満足されているようなのでそういう意味でもよかったと思う。
 石黒氏は、今回は市民劇の良さが出たと思っていると語る。市民みんなで、子供からお年寄りまで幅広い年齢層が演劇に参加する感じや、観客が「知っている人が出てる!」となる感じも含めて、市民劇もいいなと。とよた市民劇や野外劇をやって、もう市民劇はいいな、と思っていたが、今回の事業を通して、市民劇という形もアリだなと再認識したとのこと。
 筆者も、観劇して同じことを感じた。市民が演劇に参加する機会として、こういう事業が、毎年は難しいかもしれないが数年ごとでもいいので定期的にあってもいいかなと思う。90年代に行われた市民劇は、豊田の演劇がほぼそれしかない状態だったのでクオリティも求められてしまったが、現在は、演劇アカデミー修了生の劇団はじめ様々な演劇環境もあるため、入口としてあってもいいなと思った。客席も満席で、出演者の家族や関係者も多かったと思うが、そういう市民劇的な雰囲気も1つの形としてよかったし、継続してあるといいなと思う。

Star☆Tアルバム「メロウ」について
 続いて、Star☆Tアルバム「メロウ」についてに移った。アルバム「メロウ」はコンセプトアルバムと銘打ち、収録の全14曲で1つのストーリーになっている。歌詞等でストーリーが繋がっていくのだが、軸となる短編小説を作り、CDのブックレットに収録するということで、その小説執筆を筆者よりどうまえ氏に依頼したという経緯。
 筆者とどうまえ氏との最初の打ち合わせの中で、アイドルがどうしてもテーマにならざるを得ないかな、とか童話的な内容はどうか等の話も出て、どうまえ氏はアイドル本を読んで勉強したりして(どうまえ氏が結構勉強する作家であることが判明した)、人魚姫をモチーフにする案はどうまえ氏から提案された。どうまえ氏が以前に作詞した「ハイブリッドガールⅡ」の世界観を継承したセカイ系ストーリーのアイディアもあったが、今回は継続性ではなく独立した形がいいとの判断で人魚姫モチーフが採用された。
 どうまえ氏は、当初長さの制約はないと聞いていたが、最終的に10ページほど削る必要が出てきて大変だったと語る。確かに当初は長さの制約をしてなかったが、上がってきた原稿が想定以上に長かったので、物理的な収録ブックレットのページ数の上限から、削ってもらったので申し訳なかった(清水)。
 石黒氏は、冒頭童話的な書き出しだったが、途中から小説的な文体に変化したりして、好みとしては最後まで童話的な文体の方がよかったのではと語る。
 どうまえ氏は、当初より、童話的な文体や小説的な文体、モノローグなどいろんな要素を詰め込みたいという意図があったとのこと。ただ、確かに文体をかき分けるには字数が少なかったのではとの意見も出た。散文執筆は初めてだったというどうまえ氏だが、書き進めて方については、途中にこういうシーンを入れる、ラストはこういう感じでという大まかな構想は持ちつつ、まずは書き進めて行ったとのこと。石黒氏は、短編ではなく、長編的な書き進め方をしたように見えると話した。
今回、石黒氏にも1曲作詞を担当してもらっている。主人公の人魚姫が人間になるためにはどうしたらいいかを聞きに魔女に会いに行くシーンをモチーフに作詞してもらっているが、魔女は、人魚姫を応援しているのか、諫めているのか、どちらの解釈か迷ったと語る。魔女は、以前人間と恋に落ちた過去があり、そのことで痛い目にあっている、しかし、それでも人魚姫を応援しているという解釈で作詞を進めたとのこと。
 筆者は、初稿を読んだ時に、「ピノキオ」やスピルバーグ監督の「AI」という映画を思い浮かべた。愛を持ってない人魚が愛を持っている人間界に行くが、もはや人間は愛を忘れつつある。その中では純粋に1人の男性にもう一度だけ会いたいと願い行動する人魚姫がもっとも愛を持っているように見え、それに触れた人間たちが逆に愛を取り戻していく、という普遍性のあるこれまでにも様々なところで繰り返されてきたテーマを感じたので、どうまえ氏と共有しながら2稿3稿と書き進めてもらった。
 石黒氏は、例えば魔女が以前恋をした人間が出てきて、、、というような展開もあったのではと指摘する。どうまえ氏は、途中片目のない男が出てくるが、あの男が人間の「悪」の部分をもっと体現していく構想もあった。だが、字数の関係で現在の形に落ち着いてしまった経緯もあると打ち明けた。
 筆者もプロデュ―サ―としての葛藤はあった。初稿を読んでとても面白いと感じ、この線で行きましょうとなったが、先ほど言った愛のテーマをもっとわかりやすく際立たせていくのか、例えば人魚姫がやってきた人間界はもう愛がない、愛の悪い面が出ているとするなら、人魚姫を助けるオタクや、プロダクションのマネージャーはもっと悪い人というキャラクターにするべきか、ただ、オタクの心情やアイドル業界の在り方がとてもリアルでフラットに書かれているので、リアルなアイドル業界の紹介という意味では今のままの方がいいのか、等々迷った。どうまえ氏は、そういう人間のダークサイドを片目のない男が表すという構想だったんだと思うが、最終的には字数や時間の関係で今の形で行きましょうと判断させてもらった。
 そもそもどうまえ氏は、舞台シナリオについても、台本を書く段階からゴリゴリにテーマを設定して書くタイプではなく、演出をしながら、徐々にテーマが後から見えてくるタイプなのではないかと筆者は思う。
石黒氏は、どうまえ氏はもちろん書いている段階からテーマはあるのだろうが、無意識で書いていて、それが後から見えてくるのではないか、でもそういう才能がどうまえ氏にはあると感じると語る。
 筆者は、テーマを固めてからストーリーを作っていくと、ストーリーの幅を狭めてしまう可能性があり本当はよくないのだが、映画作りで若い監督のシナリオを読んだ時に、テーマがわかりにくいので、もっとわかりやすくテーマを出したらどうかというアドバイスをいつもしてきた。あまりにもテーマが読み取れないのも作品としてのバランスを欠くのではと思う。
 特に今回は、メインのターゲットは普段それほど小説等に親しんでない層を想定していたし、まず最初の読者はStar☆Tのメンバーなので、いわゆる女子中高生の「泣けた!」というリアクションが欲しいですね、という話はどうまえ氏ともしていたが、そういうわかりやすさは出し切れてないかもしれない。理解力、読解力のレベルが落ちてきている、と言われている現在の中で、どのように創作していくかも考える必要性も感じた。
 ただ、今回は、コンセプトアルバムというフォーマットで、楽曲と連動した小説でもあるので、楽曲の歌詞によりテーマを分担させるという判断もあったことも添えておく。
楽曲と小説が絡む大きなプロジェクトとして完成した「メロウ」をいつか舞台化したいですね、という話が出たところで今回の対談は終わった。

最後に
 今回は、ゲストのどうまえ氏が関わった舞台作品と小説について中心に話が進んだが、感動の玉手箱劇場については、市民劇、脚本演出をチームで行うというフォーマット、みんなで作り上げていく過程ゆえに、よりわかりやすくテーマが見えたという印象と、小説という究極の個人的な創作の中でテーマをどう表現していくかのバランスの難しさが浮かび上がったと思う。演劇や音楽、映像やアートなどの創作の中で、テーマをどう扱うかということ自体がとても普遍的なテーマだと思うので、これからも折に触れ色んな人に話を聞きたいと思った今回だった。

 どうまえ氏は、現在具体的に告知できる次回作はないが、いくつか話はあるので、いずれお知らせできると思うとのこと。
 発起人2人が才能を認めるどうまえ氏の今後の活動にも注目されたい。

ゲストプロフィール
どうまえなおこ
劇作家、演出家。2010年とよた演劇アカデミー3期生に参加。修了後、とよた演劇バトルT-1、豊田市美術館ミュージアムフェスタ小さな演劇、とよた演劇祭など多数の劇作、演出を手掛ける。また、豊田ご当地アイドルStar☆Tの楽曲作詞歴あり。昨年秋からは、石黒がプロデュースした豊田市民の誓い40周年記念感動の玉手箱劇場の作演出チームに参加、また、清水がプロデュースしたStar☆Tアルバム「メロウ」収録の短編小説及び作詞に参加した。

  

Posted by <TAG>事務局 at 10:48Comments(0)コラム<TAG>通信映像版

2018年04月25日

【<TAG>通信映像版】2018年4月号「ストーリーにおけるテーマとは(略)」ゲストどうまえなおこ氏アップしました

<TAG>通信[映像版]をアップロードしましたので、どうぞご視聴ください。
※映像はYouTubeにアップされています。視聴無料です。

<TAG>通信[映像版]とは
豊田及びその周辺地域の、演劇・映像・音楽・アート、その他面白そうなことについてテーマを設定し、<TAG>発起人の石黒秀和と清水雅人がホストになり、ゲストを迎えて議論します。ゲストから、テーマの事業のなりたちや経緯、関わっている方たちの想い、現状やこれからの期待と課題などについて話を伺います。
月1回のペースでアップしていく予定です。

第19回「ストーリーにおけるテーマとは~感動の玉手箱劇場とStar☆Tアルバム「メロウ」をめぐって~」
本編:「ストーリーにおけるテーマとは~感動の玉手箱劇場とStar☆Tアルバム「メロウ」をめぐって~」と題して、3月4日に上演された「感動の玉手箱劇場『虹かかる街』」に脚本・演出チームの一員として、また2月に発売された豊田ご当地アイドルStar☆Tのアルバム「メロウ」収録の短編小説執筆及び作詞としてかかわられた、劇作家・演出家のどうまえなおこ氏に、制作の過程やストーリー作りにおけるテーマ、主題について話を伺った。 → https://youtu.be/JzlsYSjigcA

ブロック2/情報編:4月~5月の豊田での文化芸術に関するイベントを中心に紹介します → https://youtu.be/UOTqOWjuXeo
紹介イベント等リンク一覧
○<TAG>サイトリニューアル http://toyotaartgene.com/
○<TAG>ラジオスタート http://toyotaartgene.com/radio.html
○ネガポジフィルム-Road of The Cannes- https://negaposi-design.jimdo.com/
○とよた演劇ファクトリー http://www.cul-toyota.com/event/engeki/entry-664.html
○とよたこども創造劇場 http://www.city.toyota.aichi.jp/pressrelease/201804/1024085.html
○豊田ご当地アイドルStar☆T定期ライブ13 http://sta2t.com
○星めぐりの町 公式サイトhttp://hoshimachi.jp/ 応援サイトhttp://hoshimegurinomachi.jp/
第3回とよた演劇祭「美術が生み出す舞台」https://toyotaengekisai.jimdo.com/
刈馬演劇設計社 PLAN-12 ナビロフト共催公演(LOFTセレクションvol.2)『フラジャイル・ジャパン』https://karumaengeki.wixsite.com/karuma


<TAG>サイトトップページでも見られます → http://toyotaartgene.com/
<TAG>のYouTubeチャンネル → https://www.youtube.com/channel/UCIjZssyxVzbc1yNkQSSW-Hg

ゲストプロフィール
どうまえなおこ
劇作家、演出家。2010年とよた演劇アカデミー3期生に参加。修了後、とよた演劇バトルT-1、豊田市美術館ミュージアムフェスタ小さな演劇、とよた演劇祭など多数の劇作、演出を手掛ける。また、豊田ご当地アイドルStar☆Tの楽曲作詞歴あり。昨年秋からは、石黒がプロデュースした豊田市民の誓い40周年記念感動の玉手箱劇場の作演出チームに参加、また、清水がプロデュースしたStar☆Tアルバム「メロウ」収録の短編小説及び作詞に参加した。
  

Posted by <TAG>事務局 at 10:43Comments(0)<TAG>通信映像版

2018年04月25日

【演劇】アリスインプロジェクト × 演劇組織KIMYO 舞台「レッド・ホット・キッチン」(6/6~11)


名古屋・東海地区のアイドルが参加・出演して作り上げる舞台アリスインプロジェクトの2018年公演に、豊田ご当地アイドルStar☆Tから和久田朱里(3年連続3回目)と嶋﨑友莉亜(初)が参加します。※両名ともシングルキャストのため全公演に出演します。
4月26日より前売券発売開始!どうぞご来場ください!
詳しくは公式HPをご覧ください → http://alicein-nagoya.info
Star☆Tサイト → http://star2t.com/

レッド・ホット・キッチン
アリスインプロジェクト5回⽬の名古屋公演、舞台「レッド・ホット・キッチン」はエンターテインメント性溢れる演出に定評のある宮⾕達也のオリジナル新作に取り組みます。情熱と⻘春のコラボレーションを実現致します。
【あらすじ】夏休み前、帰宅部でのんびりと⾼校⽣活を送っていた桜⼦と素実は、廃部⼨前の「料理部」部⻑の⾵⾹と出会う。「⽂化祭でレストランを作って美味しい料理を出したい」という夢に共感した2⼈は料理部に⼊部することに。すると、桜⼦の⽬の前に、実家の⾖腐店を盛り上げていた亡くなった祖⺟・唐⼦が現れる。学校では⽣徒会⻑・ひかるの圧政により、次々と⽂化部が廃部となっていく中、料理部は⽂化祭でのレストラン実施に向けてクセの強い部員を集め対抗する。そんな中、実家の⾖腐店が閉店に追い込まれ……。果たして桜⼦たちは⽣徒会の妨害に負けず、仲間たちと協⼒して⽂化祭でのレストランを実施できるのか?!
「料理」をモチーフに、ダンスを交えて少⼥たちの熱い⻘春を描く、灼熱の三ツ星クッキング・エンターテインメント!
【公演名】アリスインプロジェクト × 演劇組織KIMYO 舞台「レッド・ホット・キッチン」
【会場】うりんこ劇場(112 席)名古屋市名東区⼋前1-112
【日時】6⽉6⽇(⽔)~11 ⽇(⽉)
6⽇(⽔)=19:00(⽉組)
7 ⽇(⽊)=19:00(星組)
8⽇(⾦)=14:00(星組)・19:00(⽉組)
9⽇(⼟)=13:00(⽉組)・18:00(星組)
10⽇(⽇)=13:00(星組)・18:00(⽉組)
11⽇(⽉)=14:00(⽉組)・19:00(星組)
※全10 公演 ※開場は開演の30 分前 ※受付開始・グッズ販売は開演の1 時間前
※⽉組・星組の⼀部ダブルキャスト キャストはまもなく発表されます
【入場料】S 席6300 円(最前列16 席・指定席)・A 席5200 円(2 列⽬以降・⾃由席)
Confetti(カンフェティ)にて4 ⽉26 ⽇(⽊曜⽇)お昼の12 時チケット発売
http://confetti-web.com にて「アリスイン」を検索して下さい
公式HP http://alicein-nagoya.info
【キャスト】 (50⾳順) あい(La*花ノたみ)、⻘⽊⾥菜(Re:Clash)、あみ(Attain Music)、天野優希(#しゅわしゅわ)、井⼝栞⾥、要 英玲⽻(てぃんく♪)、がーな、かのん、桐⼭涼(SPADES)、⾹⽥メイ(OS☆U)、紺野まゆ(#しゅわしゅわ)、椎葉まここ(La*花ノたみ)、嶋﨑友莉亜(Star☆T)、しょこら(ハッピーパプリカ)、⼆村和佳奈(⾦星ジュリエッタ)、村松志保、夢野ひらり(#しゅわしゅわ)、りん(ぐるぐるPUNCH/La*花ノたみ)、和久⽥朱⾥(Star☆T) 他
ゲスト 綾瀬麗奈(dela)、清⾥千聖
スタッフ 脚本・演出:宮⾕達也(演劇組織KIMYO)
企画:鈴⽊正博
プロデューサー:美濃部慶・平松隆之 キャスティング協⼒:ホワイトスター
制作:アリスインプロジェクト 制作チーフ:佐和ぐりこ
製作:レッド・ホット・キッチン実⾏委員会
協⼒:演劇組織KIMYO
お問い合わせ アリスインプロジェクト メール:alicein.nagoya@gmail.com TEL:03-5787-9855  

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2018年04月25日

【演劇】LOFTセレクション第2弾 刈馬演劇設計社PLAN-12 「フラジャイル・ジャパン」(5/17~27)





豊田で活躍する役者 古場ペンチが名古屋の刈馬演劇設計社プロデュース公演に客演します。

LOFTセレクション第2弾 刈馬演劇設計社PLAN-12
「フラジャイル・ジャパン」

【公演日】5月17(木)~5月27日(日)
【場所】ナビロフト
【作演出】刈馬カオス
【出演】くらっしゅのりお(フリー)、金原祐三子(avecビーズ)、岡本理沙(星の女子さん)、元山未奈美(演劇組織KIMYO)、今津知也(オレンヂスタ)、内山ネコ(劇団んいい)、まとい(劇団蒼天の猫標識)、TERU(なんだかんだクレイジー)、古場ペンチ(Pinchi番地)、佐野かおる(フリー)
【チケット】前売 一般2800円 U‐25 2300円 高校生以下1800円 当日券各料金から+200円
【あらすじ】ある地方都市を記録的豪雨が襲った。
山を削ってできた住宅地は土砂崩れに飲まれ、中学校で教師・生徒あわせて34名の命が奪われた。
生徒の遺族は、亡くなった教師の避難指示に過失があったとして、提訴。
小さな街は、険悪な人間関係によって引き裂かれてしまった。
あれから9年。
街は復興しているが、あの校舎は当時のまま。
剥き出しのひしゃげた鉄骨、泥汚れが落ちない壁、雨風にさらされた黒板・・・。
生徒の遺族は、時折訪れる見学者のために語り部ボランティア活動を続けていた。
しかし、10年目を迎えるにあたり、一区切りつけて撤去すべきとの声が上がる。
そんな時、負の遺産を活用した観光地化計画(ダーク・ツーリズム)が持ち上がり、ふたたび街の人間関係が揺れ始める。
発案者は、提訴された亡き教師の、子供だった。
詳しくはサイトをご覧ください https://karumaengeki.wixsite.com/karuma  

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